あわただしい帰省
お正月は家で過ごした。
これには理由があって、もともと年末に息子の手術が行われる予定だった。
術後、帰省するというのはちょっと子供にとって負担かなと思い、お正月明けての3連休に実家へ帰ることにした。
しかしコロナ患者の数が多くなったことから手術は延期。
電車もホテルも予約してしまっていたので、帰省の日程は変更せず。
実家までは5時間ほど。
遠い。
大半を新幹線の中で過ごすのだが、これが結構揺れる。
東北新幹線(仙台~東京)間を乗っていたときはまったく気にならなかったのに、
東海道・山陽新幹線は揺れる。
子供たちは具合が悪くならないように、寝たり、外を見たりしていた。
多くの人とは多分逆で(今はどうなんだろう?)
私たち家族は地方に住み、実家は東京にある。
なので、駅が近づくにつれ増えていく巨大な建物に毎回圧倒される。
品川あたりは未来都市じゃなかろうか、と思うくらい。
そして思うのが広告の多さ。
駅の中、電車の中。
デジタル広告も多く、普段そのようなものにさらされてないから、
あるだけで疲れる。
神経過敏な人は電車に乗ることが大変じゃないかと思う。
女性専用車両、弱冷房車などあるけど、デジタル広告なし車両もあっていいんじゃなかろうか。
実家につく。
父親はそんなに変わらないものの、病気をした母親は、すっかりおばあちゃんになっていた。
体調が良くなったのか、ふっくらしていたので安心する。
母親は息子たちをみてとても喜んでいた。
私はあまり話をする子供ではなく、それは今でも変わらないので、
聞かれたことに答えるくらい。
子どもがいるとその存在だけで、その場が良くなるから、
このときはとてもありがたいなと思う。
ご飯を食べて、またね、元気でねと家を出る。
3時間くらいの滞在。
子供の時は冬休みの間中、祖父母の家にいたことを考えると、短いかなと思う。
でも3連休を使っての帰省なので仕方ない。
翌日は午前中東京観光をした後、夫の実家へ行く。
夫の実家は千葉。
車も少なく、東京に比べるとゆったりとした雰囲気。
私の両親よりも10歳年上の夫の両親は元気そうだった。
ただ、本当にお年寄りになっていくなぁと思う。
10年前もおじいさんおばあさんだったけど、
その時よりも、見た感じがおじいさんおばあさんで、
私の中身がそんなに変わっていないだけに、
不思議な感じがする。
ここでも滞在時間は2~3時間ほど。
翌日はまた少し観光してから新幹線にのる。
あわただしい帰省。
あまり話すことが得意ではない私は、これくらいでちょうどいいのかもしれないなと思う。